多国籍クラスで学ぶということ
多国籍クラス、とても楽しいです!
全員バラバラの国籍で、お互いに言葉もほとんど通じない状態で一緒に授業を受けるなんて、
日本にいたらなかなか経験できないこと。
質問への答え方ひとつ取っても、「そうくるか!」と驚くことも少なくないです。
毎日が新しい発見の連続です。
中には「質問に答えないで自分が思ったことを言ってしまう」人もいます。
注意されても全く悪びれることもなく、「あっそう」と言って正しい答えを言う。
この清々しいほどのあっさり感、むしろ見習いたいぐらい(笑)
ただ、宿題やってこない、授業についていけない言い訳を延々と述べる人は
ちょっと困っちゃいますね。
そんな困ったちゃんにも、無視することなく正面から冷静に「ドイツ語の学習はあなたの義務です。」と繰り返し言って聞かせる先生、本当にすごいと思います。
「VHSでは先生からの質問に対して、積極的に自分から答えないと取り残される」
とどこかで読みましたが、少なくとも私のクラスはそこまでではなく、大抵の場合は先生が平等に指名し、指名された人が答えるまで待っていてくれました。
たまに先んじて別の人が答えを言ってしまうこともありますが、「あなたの番じゃないわ、〇〇さんが答えるのよ」とコントロールしてくれました。
たまに「この答えわかる人いる?」と聞かれることもあります。その時は満を持して我先に皆答えるのです。私も負けません!
挙手については、うっかりするとナチ式挙手になってしまいそうなので、私は答えを大きな声で言う派です。
先日の授業中、それぞれの国の言葉で食材名を言う機会がありました。
ヨーロッパ圏ではどの国の言葉でも発音が似通っているのに、
アジア圏はまるで違う発音なものだからみんな驚いてましたw
その時、「キウイ」等いわゆる外来語は日本でもヨーロッパでもわりと似通った発音なのに対して、中国語は独自の発音をすることを知りました。
中国人のクラスメートが食材名を覚えるのに苦労していると言っていましたが、なるほどこれは大変だ…。
私のクラスメートはとても親切で明るい子ばかり。
答えがわからない子にはよってたかって教えようとします。
欠席した子には「ノート写真に撮る?」とか。
本当に優しいのです。
もうすぐお別れなのがとても寂しい;