駐妻Nがドイツの市民学校(VHS)に通うさまを実況中継してみるBlogです。
VHS受講申し込み方法などは、お住まいの自治体に直接お問い合わせください。
また各記事の内容は、移住や留学を希望される方には適さない場合がありますことをご了承ください。


言論の自由とは

ドイツの連邦議会総選挙が、9月24日に行われます。

日本のように個人のポスターが貼られていることは少なく、政党が大小の立て看板で政策をアピールしています。

 

たくさんの看板を日々目にする中でもやはり(悪い意味で)気になってしまうのが、Afd(ドイツのための選択肢: Alternative für Deutschland)の看板です。

ある駅の、プラットホームからよく見える位置にこんな看板があります。

 

f:id:sherryjoker:20170920151053j:image

 

直訳すると、「イスラムはドイツに属さない」とあります。

色んな主張があることは理解できますが、ムスリムの人がこれを目にしたらと思うと本当にいたたまれません。すぐに撤去されてしまいましたが、もっと下卑たヘイトスローガンを掲げたプラカードもありました。

 

しかし昨日、この看板の下に小さな看板が追加されていることに気がつきました。

f:id:sherryjoker:20170920183324j:image

 恐らく、一番下の看板を設置した「緑の党」のものと思われるそれには

「ヘイトはドイツのための選択肢ではない」

私にはドイツの選挙権がありませんが、この小さな看板を支持したいと思います。

 

 

 

本人不在のお誕生日会?!

今日は、パーティのおはなし。

イラン人のクラスメート(女性)の、旦那さんが誕生日ということで、
イラン(ペルシャ)料理をふるまってもらいました!

ちなみに誕生日を迎えた本人は不在です!(←
会ったことのない人の誕生日を、本人不在の状態でお祝いするという奇妙なパーティと相成りましたw


サフランおかゆmitシナモン。Shole Zardというのだそうです。

f:id:sherryjoker:20170818210609j:plain

バナナケーキ。おいしい!

f:id:sherryjoker:20170818211227j:plain

なかなか触れる機会のないペルシャ料理。貴重な体験でした。

あるクラスメートのこと

今日は、シリア人のクラスメート(男性)のおはなし。

 

シリアでジャーナリストとして働いていた彼は、宿題をまったくやってこないのです。
当然、彼には毎日のように先生からお小言が飛びます。
彼の言うことには「家(難民用のアパート)がせまくて、うるさいので勉強ができないんだ」と。
しかしどうしても宿題をやってきてほしい先生が「どこか家以外の場所でできない?」などと提案するも、クラスの最後まで彼は宿題を全然やってきませんでした。

クラスの初めには積極的に発言していたのに、だんだんと元気がなくなってきて。

そんな彼を見てクラスメートの一人は「プライドを捨てきれないんじゃないか」と言っていました。
シリアでクリエイティブな分野で活躍していた彼にとっては、難解なドイツ語の学習を半ば強制されることへの葛藤があったのかもしれません。
戦争さえなければ、ドイツへくる必要もなく、シリアでジャーナリストとして暮らせたのに…。


統合コースの存在は多くの移民にとって意義あるものですが、なかなか全てを救いきれない現実もあります。
それでもどうか、彼には頑張ってほしいと願うことしかできないのです。

A2を修了した中国人クラスメートがA1-2から再履修する羽目になった理由

こういう話もあるんだよ、ってことで。

 

彼女はA1-1で私と同じクラスでしたので、本来であれば6月頃にB1修了テストを受験しているはずでした。しかしA1-2で再びクラスメートに。
彼女の身に何が起こったのか?

端的に言うと、「A1-2以降に転校したVHSの授業レベルが低すぎ」だったということでした。
私たちの街にはVHSの校舎がいくつかあります。A1-2に進んだ段階で、彼女はお子さんの送り迎えに便利な校舎に転校したそうです。
しかし、クラスの人数が30人を超える大所帯(私たちの校舎は10名程度)、先生が宿題の添削をしてくれない(一瞥してサッと○をつけるだけ!)、ラテン系の生徒とばかり喋っていて授業が全然進まない、挙手しても全く指名してもらえない等不満だらけの授業内容だったそうです。

彼女の友達も同じ先生で同じような目に遭っていたそうで、これ以上ここにいてもB1のテストにはとても受からないと思ったとのこと。
そしてA1-2から再び学びなおすことにしたのだそうです。
彼女はビザの関係上B1の取得が必須とのことで、これが最後のチャンスと言っていました。

統合コースは、そもそも移民に強制されるものでないうえにドロップ率が高いことで、その存在意義が問題になっていると聞きます。先生も不足しているそうです。
状況の改善はなかなか難しいかもしれませんが、彼女のように遠回りを余儀なくされる生徒がこれ以上増えないことを願いたいです。

 

久しぶりの投稿…A1クラス修了しました!

本当に久々の投稿となってしまいました。ようやっと先月にA1を修了して、今は夏休みの真っ最中です。
とはいえ宿題(やるかやらないかは自由)も出ていますし、予習もしなければならないのですが…。

 

さて、のっぴきならない事情でA1-1を残り2回で途中棄権してしまったのですが、周辺が落ち着いたので6月にA1-2から通学を再開することができました!
しかもA1-1のときにお世話になった先生に再び教えてもらえるという奇跡✨
VHSに念のため「A1−1に通っていたんですがA1-2から再開できますか?」とお問い合わせしたところ、「こっちで登録しとくねー」とあっさり完了しましたw

 

しかしというか、やはりというか、今回もありました。
「スタート日の遅延」。。。
実はA1-1に一緒に通っていた中国人のクラスメートとまた同じクラスになったのですが、彼女から「手紙見た?私たちのクラス延期になるって!」と連絡が。私は旅行中だったので彼女の連絡で延期を知ったのです😱
そして延期したスタート日の前日にまたもや3日間の延期!!
ほんと予定立てられないからやめてーって感じです;

 

そんなこんなで遅れながらも開始したA1-2。
感じたこと、考えさせられたことを時間のあるときに書いていこうと思います。

・A2を修了した中国人クラスメートがA1-2から再履修する羽目になった理由
・とあるクラスメートのこと
・リスニング能力をつけたい!
・彼女の夫のお誕生日会?!
・A1レベルに最適なアプリの紹介

こんな内容を予定しています。書いとかないと忘れちゃうからね!
ではまた!

(小ネタ)前置詞の3格と4格

本当に久々の更新になってしまいました。

VHSですがかなり間が空いてしまい、5月から通学再開となりそうです。

その間何もしないと全て忘れてしまいそうなので、本を読んだり予習したり…マイペースにやってます。

で、表題の前置詞の格のハナシです。

3格は一定の場所を表すとき、4格は運動の方向を表すときに使うとよく書いてあります。

そのままでもまあ覚えられるんですが、私の場合しばらくすると「あれどっちだったっけか…?」となりがちで。

さんかく、よんかく、と口に出していたらノートにこんなものを描いていました。

以下、iPhoneのメモ機能で再現。

 

3格(さんかく)

f:id:sherryjoker:20170219224239p:image

4格(しかく)

f:id:sherryjoker:20170219224252p:image

ひどい、我ながらひどい。

3格わかりづらいねごめんね!

でもこれで忘れることもないかな。個人的には。

お目汚し失礼しましたw

 

ドイツ語関連書籍おすすめあれこれ

 どうも、帰国中まったくネタがなく更新をお休みしておりましたが、はてなさんから「そろそろ記事を書きませんか?」と催促メールが来ましたので、ひとつ書いてみようと思います。気分は伊佐坂先生

 

前に、日本語の文法書があるとよい、と書きました。文法を習得中の言語で学ぶのは骨が折れますからね。文法書の中に知らない構文が出てきたりしてパニックになってしまっては本末転倒です。

 

ドイツ語に関する書籍はいろいろと出ています。しかしやはり英語や中国語、韓国語などのように多くはありません。
ただ、選択肢が狭いので迷うことも少なく、参考書ジプシーをしなくて済むという利点(?)もあります。

 

以下、私が買った本をご紹介します。

 

1.ドイツ語のしくみ

f:id:sherryjoker:20161030165550j:plain
※画像は出版社(白水社)さまHPよりお借りしました。

名著です(唐突

本当にすらすら読めます。最初はあえて深堀りしないで「そうなのかー」程度に読み進めるといいと思います。ドイツ語を勉強する前に、参考書としてではなく「読み物」として読むのに最適です。

そして本格的に勉強を始めて「これってどういうこと?」と疑問を覚えたときにこの本がまた、役に立ちます。

ドイツ語を勉強していくと「なんでこの単語はこういう形をしているんだろう?」「なんでこの文はこんな語順なんだろう?」と、文法上のさまざまな疑問が出てきます。それらを「これはこういう理由でこうなっているんだよ」または「理由は説明できないけどこういうものなんだよ」と「しくみ」を懇切丁寧に説明してくれているのです。

文法を無視したドイツ語でもコミュニケーションは取れるかもしれませんが、もしVHSへ通学するのであれば文法の学習から逃れることはできません。ドイツ語を本腰入れて学びたいと考えるすべての方に入門書としてお薦めしたい一冊です。

 

2.中級 ドイツ語のしくみ

 

f:id:sherryjoker:20161030172756j:plain

前作「ドイツ語のしくみ」の倍以上のお値段ですが、買って損はありません!
「中級」と銘打っていますが現在A1レベルの私でも理解できる内容が多いです。
また、各項目のタイトルが直接的でわかりやすいのもポイントです。
「よく使われる再帰動詞とsichの位置」
「数えられるとはどういうことか?」
「過去形と現在完了形の視点」
などなど。タイトルが、学習者の疑問に寄り添っていてとても親切だと思います。

ためし読みして、「文字多すぎ!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。挿絵もないですしね。その場合本の頭から読むのではなく、興味のある項目から読むとよいですよ(私もそうしてます)。今日習った文法の内容をこの本でおさらい、なんて使い方もいいですね。

 

3.ゼロから始めるドイツ語 

f:id:sherryjoker:20161030172716j:plain

Amazonでベストセラーのようです。よくある手書き風解説が入った入門書です。
これを最初に読むとおそらく大多数の人はドイツ語めんどくせえ!ってなると思いますw
なので、これはリファレンス的使い方に留めたほうが得策です。大切な箇所はしっかり押さえてあるので一冊あると安心です。

あくまで個人的な意見ですが、定冠詞の変化やsein、haben、werdenの変化などについて、RPGの中ボスよろしく「これを完璧に覚えないうちは先へは行かせない」的な書き方をしている書物がよくあるんですが、必ずしもそうではない。いろんな覚え方(プロセス)があっていいと思うのです。私はハナからあの変化表の丸覚えを諦め、文章の中に現れるパターンと「音(聴覚)」で覚えていきました。そのためには文章をたくさん読まなければいけないのですが。
なんでこんな話をしたかというと、この本にまさにこのような記述があるからです。

「これらの3つの動詞は、これからも頻繁に用いられる非常に重要なもので、理屈なしでしっかりと覚えてもらいたいものです。この3つの動詞の人称変化が口からなめらかに出て来ない以上、ドイツ語のマスターは不可能です。」

こんな脅しを開始18ページでかけられるわけですwもちろんこのような気構えが必要な人もいるでしょうが、全員が全員、このような言葉に囚われる必要もまた、まったくないのではないでしょうか。人それぞれの学び方を確立するのも学習のうちと考えます。

 

途中から書評でなくなってしまいましたね。スタンダードな文法書として持っておくのには良いと思います(雑)

 

4.ドイツ語がわかるリスニング ゆっくりだから聞き取れる!

f:id:sherryjoker:20161030181336j:plain

 某掲示板で評価が高かったので購入しました。見た目はDVDのパッケージで、CD2枚とテキストが中に入っています。まだそんなに聞き込んでいませんがなかなかよいです。タイトル通りゆっくりなので確かに聞き取れます。句と句の間が長めなので、ひとつの文章の中でどのように区切って読めばいいかわかりやすいのがポイント高いですね。
内容もよくある会話形式ではなく、ドイツの風土や社会、ドイツ人の思考や行動などに焦点を当てた文章を一人の人が読み上げる形式です。ドイツ語の学習だけでなく、ドイツの文化にも触れられるという一石二鳥な教材です。

 

以上4冊をご紹介しました。他にもよい教材がありましたら随時ご紹介していきたいと思います。
以前にも書きましたが、渡独してからではこれらの書籍を手に入れるのが難しくなってしまいますので、ぜひ渡独前の入手をお薦めいたします!日本語で書かれた文法書や参考書籍は、きっとドイツ語学習者の助けとなるはずです。