駐妻Nがドイツの市民学校(VHS)に通うさまを実況中継してみるBlogです。
VHS受講申し込み方法などは、お住まいの自治体に直接お問い合わせください。
また各記事の内容は、移住や留学を希望される方には適さない場合がありますことをご了承ください。


言語の習得は1日にして成らず…

最近、Togetterで興味深いまとめを目にしました。

togetter.com

 

以下の文章を読んで、( )に入る言葉はA~Dのうちどれか。という問題です。

問 アミラーゼという酵素グルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

セルロースは(     )と形が違う。

(     )に入るのはどれか。
A デンプン 
B アミラーゼ
C グルコース
D 酵素

正解は続きに…

 

続きを読む

少人数クラスの光と陰

私のクラスは、全部で生徒が8名。VHSのドイツ語クラスとしては少人数です。
実際、他のVHSへ行っている人と話をすると羨ましがられるくらい。
しかし最近、少々困った事態になっています。

 

A2に入り、相変わらず1モジュールあたり6章の割り当ては変わらないのですが、難易度が上がり、読解問題も長文となり、全体のボリュームが多くなってきています。

しかし、体感的にA1と授業の進み具合が変わらないのです。むしろ遅い?と感じるくらい。こんなんで間に合うのかしら?と思っていたところ今日、先生が言いました。

「このクラスは進行が遅すぎます。もっとスピードを上げなくてはいけません。A1レベルのことをいつまでもやっていられないのよ!」

生活上の愚痴を授業中に長々と披露する人や、先生が、母国語で喋りたがる生徒を制止して叱るなんてことは日常茶飯事の我がクラス。
進行を早めようとしても、どうしても細かいところに目が行ってしまうという雰囲気を感じます。生徒としては丁寧な授業で大変有難いのですが、カリキュラムを修了できなくなってしまうのは問題です…。

 

クラスには当然難民が多く、生活上の悩みを相談する先もなかなかなく、そもそも勉強の習慣がない人も居るかもしれず。統合コースの難しいところです。

 

しかし、B1の試験は刻々と迫ってくる。それだけは確かなことです。私も改めて気を引き締めなくてはと思いました。

 

サムネ写真を変更するためのエントリ

ツイッターで宣伝botを週一で走らせているのですが、そのサムネ画像を変えたいときにこの記事が上がってくることがあります。
旅行で撮った写真などを使っていこうと思います♪

この写真はドイツのライン川沿い、リューデスハイムで撮影しました。

f:id:sherryjoker:20171002042252j:plain

  

目下の悩みは…

ズバリ、ヒアリング問題!!

私を含め、主にアジア出身の生徒は、ヒアリング問題に日々悪戦苦闘しています。

中でも一番厄介なのが「バイエルン訛りのヒアリング問題」。発音がはっきりしなくて、正直何言ってるのか半分もわからないのです!

B1テストのヒアリングは全てHochdeutsch(標準語)で行われるらしいですが、今後この難解なバイエルン訛りを聞き取らなければいけない場面もあるかもしれないと思うとなかなか大変だなぁ…と思う今日この頃です。

 

言論の自由とは

ドイツの連邦議会総選挙が、9月24日に行われます。

日本のように個人のポスターが貼られていることは少なく、政党が大小の立て看板で政策をアピールしています。

 

たくさんの看板を日々目にする中でもやはり(悪い意味で)気になってしまうのが、Afd(ドイツのための選択肢: Alternative für Deutschland)の看板です。

ある駅の、プラットホームからよく見える位置にこんな看板があります。

 

f:id:sherryjoker:20170920151053j:image

 

直訳すると、「イスラムはドイツに属さない」とあります。

色んな主張があることは理解できますが、ムスリムの人がこれを目にしたらと思うと本当にいたたまれません。すぐに撤去されてしまいましたが、もっと下卑たヘイトスローガンを掲げたプラカードもありました。

 

しかし昨日、この看板の下に小さな看板が追加されていることに気がつきました。

f:id:sherryjoker:20170920183324j:image

 恐らく、一番下の看板を設置した「緑の党」のものと思われるそれには

「ヘイトはドイツのための選択肢ではない」

私にはドイツの選挙権がありませんが、この小さな看板を支持したいと思います。

 

 

 

本人不在のお誕生日会?!

今日は、パーティのおはなし。

イラン人のクラスメート(女性)の、旦那さんが誕生日ということで、
イラン(ペルシャ)料理をふるまってもらいました!

ちなみに誕生日を迎えた本人は不在です!(←
会ったことのない人の誕生日を、本人不在の状態でお祝いするという奇妙なパーティと相成りましたw


サフランおかゆmitシナモン。Shole Zardというのだそうです。

f:id:sherryjoker:20170818210609j:plain

バナナケーキ。おいしい!

f:id:sherryjoker:20170818211227j:plain

なかなか触れる機会のないペルシャ料理。貴重な体験でした。

あるクラスメートのこと

今日は、シリア人のクラスメート(男性)のおはなし。

 

シリアでジャーナリストとして働いていた彼は、宿題をまったくやってこないのです。
当然、彼には毎日のように先生からお小言が飛びます。
彼の言うことには「家(難民用のアパート)がせまくて、うるさいので勉強ができないんだ」と。
しかしどうしても宿題をやってきてほしい先生が「どこか家以外の場所でできない?」などと提案するも、クラスの最後まで彼は宿題を全然やってきませんでした。

クラスの初めには積極的に発言していたのに、だんだんと元気がなくなってきて。

そんな彼を見てクラスメートの一人は「プライドを捨てきれないんじゃないか」と言っていました。
シリアでクリエイティブな分野で活躍していた彼にとっては、難解なドイツ語の学習を半ば強制されることへの葛藤があったのかもしれません。
戦争さえなければ、ドイツへくる必要もなく、シリアでジャーナリストとして暮らせたのに…。


統合コースの存在は多くの移民にとって意義あるものですが、なかなか全てを救いきれない現実もあります。
それでもどうか、彼には頑張ってほしいと願うことしかできないのです。