駐妻Nがドイツの市民学校(VHS)に通うさまを実況中継してみるBlogです。
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言語の習得は1日にして成らず…

最近、Togetterで興味深いまとめを目にしました。

togetter.com

 

以下の文章を読んで、( )に入る言葉はA~Dのうちどれか。という問題です。

問 アミラーゼという酵素グルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

セルロースは(     )と形が違う。

(     )に入るのはどれか。
A デンプン 
B アミラーゼ
C グルコース
D 酵素

正解は続きに…

 

これ、正解は「A」の「デンプン」 なんですが、
私、ばっちり間違えましたw アミラーゼだと思ってしまいました。

これは日本語の「読解力」を問うているのですが、なまじ化学の知識がある人ほど、誤った回答をしてしまう、または「悪文!」「化学的にはA~D全部正解じゃん」など本筋から離れた指摘をしてしまいがちのようです。

知識は、言語理解の妨げになるのでしょうか?
私は必ずしもそうでないと思います。知識によって、文章の理解が劇的に早まることはままありますし、それがその国の文化的背景を伴うものならなおさらです。
言語と文化は一体であり、言語は文化の中から生まれます。言語を習得するときにはその国の文化、風土も一緒に吸収することで、相互的に良い働きをするというのが私の実感です。

ただし、上記の問題のように「知識が正しい読解の妨げになる」ということも、知っておくべきだと思います。言語に限りませんが、思い込みは過ちの元になるわけです。

 

もうひとつ、興味深いTwitterまとめをご紹介します。

 

togetter.com

 

言語を学ぶ、ということはどういうことか?母語を確立した、私のような成人が他言語の習得を目指す際、どのようなことに気をつけるべきなのか、ということについて、
「ポジティヴに屈従する」という表現はなかなか正鵠を射ていると思います。

成人が、言語については0歳児の状態から言語を習得する。もちろん0歳児と違って頭脳は年相応に老いているわけですから、単語や文法を能動的に勉強しなくては言語習得は不可能ですが、ここで「謙虚になれるか、そうでないか」「背伸びをしすぎずにコツコツと勉強できるか」というのはかなり大事だと思うのです。

あるクラスメートは、言いたいことがあるのに語彙や文法がわからなくて始終イライラしたり、無理矢理言ってみるけど文法が全く間違っていて通じずに余計イライラする、ということがままあります。例えは悪いですがまさに2〜3歳児の子供のよう。
そう、彼はまさに、前に投稿した「プライドを捨てきれない」人です。彼はまた、往々にして文法に「理由」を求めますが、詮無きことです。どの言語においても、文法は日々変化していて、その変化に理由がないこともしばしばあるのですから。
これについて上のまとめの一つを引用すると、「彼ら(ここではドイツ人)が話したことが真実」。この事実を素直に受け入れられなければ、言語習得は難しいのだということを日々実感させられています。

言語習得には、残念ながら近道はないと思います。日々の授業、勉強の積み重ねで日進月歩するしかないのです。
日進月歩するための心構えとしては、繰り返しになりますが「謙虚になること」「ジャンプアップを望まないこと」そして何より「その言語に興味を持ち続けること」が大事だと思います。

自分の思い通りに物事を動かしたい方には、苦痛この上ないのが語学です。 どんな大言語学者でも文法を意のままにはできません。 論理的でなくても、納得いかなくても、「そういうものか」と一旦飲み込む必要があります。つらい人にはつらい。


言語を学んだことのある人なら、身につまされる一文ではないでしょうか。つらいです。つらいですよね。だからこそ、モチベーションを保つ為の策を練ることも私たちには非常に重要になってきます。
モチベーションが続くということは、ストレスも減る、ということです。私の場合、ただでさえよくわからない言語を4時間も聴いて、書いて、喋るのはそれだけでストレスですから、せめて自分のドイツ語に向かう気持ちだけはポジティブでいようと、日々いろいろと心がけています(それでもたまに折れそうになるけど)。

 

言語の習得は1日にして成らず。他言語を学んでいるみなさん、一緒にがんばりましょう!