駐妻Nがドイツの市民学校(VHS)に通学していたときのことや、ドイツ語学習、ドイツでの生活について思うさまに書き連ねております。
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言論の自由とは

ドイツの連邦議会総選挙が、9月24日に行われます。

日本のように個人のポスターが貼られていることは少なく、政党が大小の立て看板で政策をアピールしています。

 

たくさんの看板を日々目にする中でもやはり(悪い意味で)気になってしまうのが、Afd(ドイツのための選択肢: Alternative für Deutschland)の看板です。

ある駅の、プラットホームからよく見える位置にこんな看板があります。

 

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直訳すると、「イスラムはドイツに属さない」とあります。

色んな主張があることは理解できますが、ムスリムの人がこれを目にしたらと思うと本当にいたたまれません。すぐに撤去されてしまいましたが、もっと下卑たヘイトスローガンを掲げたプラカードもありました。

 

しかし昨日、この看板の下に小さな看板が追加されていることに気がつきました。

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 恐らく、一番下の看板を設置した「緑の党」のものと思われるそれには

「ヘイトはドイツのための選択肢ではない」

私にはドイツの選挙権がありませんが、この小さな看板を支持したいと思います。