駐妻Nがドイツの市民学校(VHS)に通うさまを実況中継してみるBlogです。
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ドイツ語関連書籍おすすめあれこれ

 どうも、帰国中まったくネタがなく更新をお休みしておりましたが、はてなさんから「そろそろ記事を書きませんか?」と催促メールが来ましたので、ひとつ書いてみようと思います。気分は伊佐坂先生

 

前に、日本語の文法書があるとよい、と書きました。文法を習得中の言語で学ぶのは骨が折れますからね。文法書の中に知らない構文が出てきたりしてパニックになってしまっては本末転倒です。

 

ドイツ語に関する書籍はいろいろと出ています。しかしやはり英語や中国語、韓国語などのように多くはありません。
ただ、選択肢が狭いので迷うことも少なく、参考書ジプシーをしなくて済むという利点(?)もあります。

 

以下、私が買った本をご紹介します。

 

1.ドイツ語のしくみ

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※画像は出版社(白水社)さまHPよりお借りしました。

名著です(唐突

本当にすらすら読めます。最初はあえて深堀りしないで「そうなのかー」程度に読み進めるといいと思います。ドイツ語を勉強する前に、参考書としてではなく「読み物」として読むのに最適です。

そして本格的に勉強を始めて「これってどういうこと?」と疑問を覚えたときにこの本がまた、役に立ちます。

ドイツ語を勉強していくと「なんでこの単語はこういう形をしているんだろう?」「なんでこの文はこんな語順なんだろう?」と、文法上のさまざまな疑問が出てきます。それらを「これはこういう理由でこうなっているんだよ」または「理由は説明できないけどこういうものなんだよ」と「しくみ」を懇切丁寧に説明してくれているのです。

文法を無視したドイツ語でもコミュニケーションは取れるかもしれませんが、もしVHSへ通学するのであれば文法の学習から逃れることはできません。ドイツ語を本腰入れて学びたいと考えるすべての方に入門書としてお薦めしたい一冊です。

 

2.中級 ドイツ語のしくみ

 

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前作「ドイツ語のしくみ」の倍以上のお値段ですが、買って損はありません!
「中級」と銘打っていますが現在A1レベルの私でも理解できる内容が多いです。
また、各項目のタイトルが直接的でわかりやすいのもポイントです。
「よく使われる再帰動詞とsichの位置」
「数えられるとはどういうことか?」
「過去形と現在完了形の視点」
などなど。タイトルが、学習者の疑問に寄り添っていてとても親切だと思います。

ためし読みして、「文字多すぎ!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。挿絵もないですしね。その場合本の頭から読むのではなく、興味のある項目から読むとよいですよ(私もそうしてます)。今日習った文法の内容をこの本でおさらい、なんて使い方もいいですね。

 

3.ゼロから始めるドイツ語 

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Amazonでベストセラーのようです。よくある手書き風解説が入った入門書です。
これを最初に読むとおそらく大多数の人はドイツ語めんどくせえ!ってなると思いますw
なので、これはリファレンス的使い方に留めたほうが得策です。大切な箇所はしっかり押さえてあるので一冊あると安心です。

あくまで個人的な意見ですが、定冠詞の変化やsein、haben、werdenの変化などについて、RPGの中ボスよろしく「これを完璧に覚えないうちは先へは行かせない」的な書き方をしている書物がよくあるんですが、必ずしもそうではない。いろんな覚え方(プロセス)があっていいと思うのです。私はハナからあの変化表の丸覚えを諦め、文章の中に現れるパターンと「音(聴覚)」で覚えていきました。そのためには文章をたくさん読まなければいけないのですが。
なんでこんな話をしたかというと、この本にまさにこのような記述があるからです。

「これらの3つの動詞は、これからも頻繁に用いられる非常に重要なもので、理屈なしでしっかりと覚えてもらいたいものです。この3つの動詞の人称変化が口からなめらかに出て来ない以上、ドイツ語のマスターは不可能です。」

こんな脅しを開始18ページでかけられるわけですwもちろんこのような気構えが必要な人もいるでしょうが、全員が全員、このような言葉に囚われる必要もまた、まったくないのではないでしょうか。人それぞれの学び方を確立するのも学習のうちと考えます。

 

途中から書評でなくなってしまいましたね。スタンダードな文法書として持っておくのには良いと思います(雑)

 

4.ドイツ語がわかるリスニング ゆっくりだから聞き取れる!

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 某掲示板で評価が高かったので購入しました。見た目はDVDのパッケージで、CD2枚とテキストが中に入っています。まだそんなに聞き込んでいませんがなかなかよいです。タイトル通りゆっくりなので確かに聞き取れます。句と句の間が長めなので、ひとつの文章の中でどのように区切って読めばいいかわかりやすいのがポイント高いですね。
内容もよくある会話形式ではなく、ドイツの風土や社会、ドイツ人の思考や行動などに焦点を当てた文章を一人の人が読み上げる形式です。ドイツ語の学習だけでなく、ドイツの文化にも触れられるという一石二鳥な教材です。

 

以上4冊をご紹介しました。他にもよい教材がありましたら随時ご紹介していきたいと思います。
以前にも書きましたが、渡独してからではこれらの書籍を手に入れるのが難しくなってしまいますので、ぜひ渡独前の入手をお薦めいたします!日本語で書かれた文法書や参考書籍は、きっとドイツ語学習者の助けとなるはずです。